創造ライフ

創造的で自由な生活を目指して

MENU

神話と伝説による考察:御岩神社と大洗磯前神社のリサーチ

物事の真実(レンコンなりの解釈)

セカンドライフを始めて慣れてきたレンコンですが、歴史の真実を妄想し、調査している段階です。今現在のレンコンが信じる歴史の真実を不定期に発信したいと思います。よろしければレンコンの妄想にお付き合い下さい。今回は、御岩神社と大洗磯前神社リサーチします。

御岩神社

茨城県日立市入四間町にある神社です。常陸国最古の霊山といわれる御岩山(かびれ山)の山麓にあり、古代信仰や神仏習合を色濃く遺しています。

日本人宇宙飛行士の向井千秋さんが、宇宙から地球を眺めたら「日本に光の柱が立っていて、その場所を調べたら日立の山の中で御岩神社だった」 という逸話があります。

御岩山山中から縄文時代の祭祀遺跡が発掘されており、古代より信仰の地であったと考えられています。

江戸時代は、初代水戸藩の徳川頼房公が出羽三山を勧請して水戸藩の国峰と位置づけ、徳川光圀公等藩主代々参拝する祈願所でした。

三本杉

幹周囲9mで高さ50mの推定樹齢600年です。幹が地上3mより三本に分かれ、均等に天をつく巨樹です。この三叉に天狗が住んでいたといわれていて天狗杉の異名を持っています。茨城県指定唯一の天然記念物です。

楼門

神社において楼門は、神様が宿る場所の入口として、また神聖な場所であることを示す象徴としての役割を果たしてきました。

1688年に建てられて2体の金剛力士像が立ちはだかっています。

粟唐不動池

かつて御岩山に修行に入っていた山伏たちは、「栗唐不動池」で水垢離・禊を行っていたようです。

禊をするには小さすぎる池です。神仏分離令が施行されて以降、荒廃した時期がありましたので、整備の手があまり入らず、流れてきた土砂で、現在の規模まで小さくなったのではないかと推測します。

斎神社回向殿

ご祭神

天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)

高皇産霊神(たかみむすびのかみ)

神皇産霊神(かみむすびのかみ)

衢比古神(はちまたひこのかみ)

衢比売神(はちまたひめのかみ)

日本神話の宇宙を造った造化三神道俣神がご祭神です。

道俣神は、岐神(くなとのかみ)とも考えられ、道案内をした猿田彦のイメージも重なります。

またユニークな説としてイザナギが黄泉の国から帰ってきて禊をする前に身につけていた褌(ふんどし)を投げてできた神であるという謎の愉快な物語もあります。

衢(ちまた)は一般的に四つ辻や分かれ道、あるいは道そのものを意味する言葉とされます。従って八衢は八つ、もしくは多数に別れる道を司る神と解釈されています。

里の守り神として道俣神を祀っていた話もありますので、ここでは日立市入四間町の地元の神を造化三神とともに祀っていたと考えます。妄想です。

雲龍図

龍の爪が4本あり、珠を握っていました。

拝殿

ご祭神

国常立尊(くにのとこたちのみこと)

大国主命

伊邪那岐尊

伊邪那美尊

他22柱

古事記での天地開闢図

神代7代の最初の神が国常立尊です。最後の神が、イザナギ、イザナミです。

大洗磯前神社

茨城県大洗町にある神社です。太平洋に面した岬の丘上に鎮座しています。

御岩山山中から縄文時代晩期の祭祀遺跡が発掘されており、古代より信仰の地であったと考えられています。ご祭神が降臨された時代は、天然痘がはやり飢饉がおこるという大変な時期でした。流行り病が猛威を振い、多くの犠牲者が出たとありました。こうした災難に二度と遭わないように人々の願いを受けて2神が降臨されたと考えられています。

中世には戦乱で荒廃し、近世になって水戸藩主の徳川光圀・綱條によって再興されました。

ご祭神

大己貴命(おおなむちのみこと)大国主命の別名。

少彦名命(すくなひこなのみこと)

上記2神で、国造りのために全国を回り、医療・農業・酒造・薬・温泉・まじないの知識を人々に教えていきました。

本殿・拝殿・随神門は、水戸藩2代藩主徳川光圀の命で造営されました。

本殿

ユニークな形の茅葺屋根です。

拝殿

正面の赤い柱が目を引きます。透かし彫りの彫刻や欄間の彫刻が素晴らしいです。

拝殿前には3匹の蛙がおり、「無事にかえる」「ものがかえってくる」「ほしいものがかえる」等のご利益があるかもしれません。

随神門

細かい彫刻が施されています。ウサギ、動物、植物等が彫られています。

一本の木から彫り上げた透かし彫りです。

神磯の鳥居

古くからの景勝地として知られています。

ご祭神が降臨されたと伝わる岩礁の上に鳥居が立っています。

末社併合奉斎殿

東殿(大神宮・静神社・水天宮)

大神宮の祭神:天照皇大神

静神社の祭神:建葉槌命(たけはづちのみこと)、手力雄命、高皇産霊尊、思兼神

水天宮の祭神:天御中主神、安徳天皇建礼門院二位尼

建葉槌命は、天の岩戸伝説でアマテラスを岩戸から誘い出すために文布(あや)を織ったとされる織物の神です。

手力雄命と思兼神の神話は戸隠神社(その1)を読んでください。

 

www.souzoulife.com

建礼門院二位尼は、平時子で壇ノ浦の戦いに敗れて安徳天皇+「三種の神器」とともに入水して果てたという伝説があります。実際に入水したのは平時子と安徳天皇の影武者であったという話もあります。さすがに「三種の神器」を海に放り投げるなんてことはないんじゃないでしょうか。四国地方や九州地方に平家の落人とともに生き延びたのではないでしょうか。

西殿(大杉神社・水神社・八幡宮)

大杉神社の祭神:大物主命

水神社の祭神:罔象女命(みずはのめのみこと)

八幡宮の祭神:玉依比売命・神功皇后・応神天皇