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【キャリアアップしたい人に朗報!】専門実践教育訓練給付金でなりたいあなたに!!(支援活用法のお知らせ)

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教育訓練給付金の専門実践教育訓練給付金について

  新型コロナの感染拡大により、自宅で過ごす時間が増えて自分と向き合うことができました。働き方やキャリアへの意識改革が外部環境の変化からも求められています。資格取得やスキルアップのために活用できる制度をお知らせします。


この記事を読むとどうなる?

①社会人の学びを支援する「教育訓練給付金」の制度の内容が理解できます。

②資格取得やスキルアップの受講費用の一部を支援してもらえるため、あなたがキャリアアップするハードルが下がり、なりたいあなたにぐっと近づきます。

 

  

1 教育訓練給付金制度とは

教育訓練給付金制度とは、職業能力のアップや資格取得を目的として受講すると受講料として支払った費用の一部を国(ハローワーク)から援助してもらえるという制度です。

この援助されるお金は普段給料から引かれている雇用保険から出るものです。

雇用保険は失業した時だけお世話になるものだと思っていた人は多くでしょうが、現在働いている人も雇用保険からお金をもらうことができます。

 

2 教育訓練給付金には何があるの?

 教育訓練給付金には3種の制度があります。

・職業能力をアップしようとする人を応援する「一般教育訓練給付金」

・より高度な資格取得を目指す人を応援する「専門実践教育訓練給付金」

・速やかな再就職および早期のキャリア形成を目指す人を応援する「特定一般教育訓練給付金」

3 専門実践教育訓練給付金はなぜできたの?

働く人の主体的で、中長期的なキャリア形成を支援し、雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的として2014年10月1日にスタートしました。

どんなものがあるのか「厚生労働大臣指定専門実践教育訓練講座一覧」でチェックしてください。

 

4 専門実践教育訓練給付金は 誰がもらえるの?

①雇用保険の被保険者

 受講開始日において雇用保険の被保険者で3年以上被保険者である方

②雇用保険の被保険者であった方

 受講開始日において被保険者でない方のうち、被保険者資格を喪失した日(離職日の翌日)以降、受講開始日までが1年以内であり、かつ被保険者期間が3年以上ある方

 

※上記①、②ともに当分の間、はじめて教育訓練給付の支給を受けようとする方については雇用保険の被保険者期間が2年以上あれば可

  

つまり、会社員になって2年以上であれば利用可能であるということです。

 

平成26年10月1日前に教育訓練給付を受給した人は、その受給に関わる受講開始日から今回の受講開始日までに、通算して2年以上の被保険者期間が必要です。

 

(重要)

受講開始日前に訓練対応キャリアコンサルタントによる訓練前キャリアコンサルティングを受けて、ジョブカードを作成し、ハローワークにおいて、受給資格確認を行うことが必要です。その手続きをしなければ「専門実践教育訓練給付金」はうけられません。

 

5 専門実践教育訓練給付金はいくらもらえるの?

専門実践教育訓練を受けている間と、終了した場合、以下の額をハローワークから支給されます。

 

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専門実践教育訓練の受講中

専門実践教育訓練の終了後

支給額

(受講者が支払った

教育訓練経費×右欄の割合)

    50% 



(但し、4千円を超える場合。

120万円を超える場合は、120万円が限度

資格取得等をし、かつ終了した日

翌日から1年以内に被保険者として

雇用された場合

  

     70%


(但し、4千円を超える場合。

168万円を超える場合は,168万円が限度

すでに支給した左欄の額との差額が追加支給されます。)

 

※専門実践教育訓練の受講中に支給される給付金の上限額120万円は、訓練期間が3年間の専門実践教育訓練を受講した場合の上限額です。

訓練期間が1年の場合は40万円

訓練期間が2年の場合は80万円が上限となります。

専門実践教育訓練の終了後に支給される給付金の168万円についても訓練期間が3年間の専門実践教育訓練を受講した場合の上限額です。

訓練期間が1年の場合は56万円

訓練期間が2年の場合は112万円が上限額となります。

 

一般教育訓練給付金はこちらを読んで下さい。

 

www.souzoulife.com

 

6 対象となる講座はなに?

①業務独占資格・面章独占資格の取得を訓練目標とする要請施設の課程

訓練期間は原則1年以上3年以内

対象となる資格例

看護師、介護福祉士、美容師、調理師、保育士、歯科衛生士、はり師、社会福祉士、準看護師、柔道整復士、栄養士、精神保健福祉士、助産師、理容師 等

 

②専門学校の職業実践専門課程等

訓練期間は2年で文部科学大臣が認定した課程

 

③専門職大学院

訓練期間は2年または3年以内

 

④職業実践力育成プログラム

大学、大学院、短期大学、高等専門学校が社会人や企業などのニーズに応じた実践的・専門的なプログラムを文部科学大臣が認定した課程

 

⑤一定レベル以上の情報通信技術に関する資格取得を目標とする課程

情報通信技術資格のうちITスキルレベル3相当以上の資格取得

 

⑥第四次産業革命スキル習得講座

高度IT分野等将来の成長が強く見込まれ、雇用創出に貢献する分野の社会人向けの専門的・実践的な教育訓練講座(ITレベル4相当以上)として経済産業大臣が認定した課程

 

⑦専門職大学・専門職短期大学・専門職学科の課程


7 受講前の手続きはどうやってするの?

①教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金受給資格確認票(ハローワークで配布)

※マイナンバーの記載が必要です。

②ジョブカード(訓練前キャリアコンサルティングでの発行から1年以内のもの)

③本人・住所確認書類

④写真2枚(縦3.0㎝×横2.5㎝)

⑤払渡希望金融機関の通帳またはキャッシュカード



 次回は「特定一般教育訓練給付金」の解説をします。

記事の情報は、2020年6月24日のものです。