物事の真実(レンコンなりの解釈)
セカンドライフを始めて間もないレンコンですが、歴史の真実を妄想し、調査している段階ですが、今現在のレンコンが信じる歴史の真実を不定期に発信したいと思います。よろしければレンコンの妄想にお付き合い下さい。地方豪族尾張氏は何をした一族なのか?妄想のはじまりです。
地方豪族尾張氏とは?
日本書紀によると「天火明命(あめのほあかり)を祖神としている氏族である」以外の記載は一切ありません。
古代の葛城は、高尾張と呼ばれていたと書いてあります。
住吉大社神代記に「葛城山は高尾張なり」とあります。
高尾張を出自としている尾張氏は、もともとは山の民であり、古代日本の製鉄や製銅を作ることができました。この流れから金を製造することもできたことになります。
鉱山でできた製品を流通させれば莫大な富をえることができたでしょう。
前回の古墳の話とリンクします。
日本書紀ではスルーされた尾張氏が実際何をしたのかをたどっていきましょう。
尾張氏の実態
①記紀による神武東征で、
熊野から入って戦うことにしたイワレビコ(後の神武天皇)と兄五瀬命(イツセ)でしたが、兄のイツセが途中で亡くなり、ピンチに陥りました。
その時熊野の高倉下の夢に天照大神と高木神(タカミムスビ)が現れました。二神は建御雷神(たけみかづち)を呼んで、「葦原中国(地上界)は騒然としており、私の御子たちは悩んでいる。お前は葦原中国を平定させたのだから、再び天降りなさい」と命じたのですが、建御雷神は「平定に使った大刀を降ろしましょう」と答え、高倉下は「倉の屋根に穴を空けてそこから大刀を落とすから、天津神の御子(イワレビコ)の元に運びなさい」といわれた夢を見ました。目が覚めて自分の倉を見ると本当に大刀があったので、こうして運びました。ついでに高倉下は、八咫烏に案内するように命じています。
神武東征にとっては、とても重要な役割を果たしています。
超重要人物の高倉下は、尾張氏の一族です。
高倉下は、熱田神宮の摂社である高座結御子神社のご祭神です。
高座結御子神社については後を読んで下さい。
②672年の壬申の乱(大友皇子×大海人皇子)古代日本最大の内乱が勃発しました。
尾張氏と蘇我氏は、大海人皇子を助けて後の天武天皇になりました。
③「続日本紀」には、天武天皇が東国に身を寄せた時に私邸と資金を提供したという記述があります。
④崇神天皇の妻に尾張大海媛を嫁がせています。
⑤日本武尊の妻に宮簀媛命(みやすひめのみこと)を嫁がせています。草薙剣が尾張氏宮司の熱田神宮に祀られています。
⑥継体天皇の妻に目子媛を嫁がせています。
日本書紀を書いた藤原不比等にとっては、都合が悪いから歴史から削除されたのでしょう。
高座結御子神社
熱田神宮境外部摂社で、尾張氏の祖神を祀っています。
祭神は、高倉下命(たかくらじのみこと)です。
高倉下は、饒速日命(にぎはやひのみこと)の御子と書かれています。
造営には過去に織田信長が協力しています。
・鉾取社 - 祭神:鉾取神
・新宮社 - 祭神:素戔嗚尊(すさのおのみこと)
・御井社 - 祭神:御井神(みいのかみ)
・稲荷社 - 祭神:宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
稲荷社は、太閤秀吉が幼い頃母とお参りしていたので、「太閤出世稲荷」ともいわれています。
赤い石があります。鉄が含まれているのでしょうか。
高蔵古墳です。近くに貝塚もあります。
前回の古墳の話と共通する古墳と神社(商社の役割)、近くに堀川で、立地がぴったりあてはまります。