物事の真実(レンコンなりの解釈)
セカンドライフを始めて間もないレンコンですが、歴史の真実を妄想し、調査している段階ですが、今現在のレンコンが信じる歴史の真実を不定期に発信したいと思います。よろしければレンコンの妄想にお付き合い下さい。今回で天才空海の考察と空海に関係の深いお寺のリサーチは終了となります。今年は、空海生誕1,250年になります。
真言密教とは
胎蔵曼荼羅と金剛曼荼羅の曼荼羅図で教えを表しました。
胎蔵曼荼羅は、胎児が母親のお腹で育つように悟りが仏の慈悲に守られて育つことをイメージしています。
金剛曼荼羅は、大日如来を中心に仏の智恵で煩悩を打ち破ることをイメージしています。
虚空蔵菩薩(アーカーシャガルバ)虚空の母胎
広大な宇宙のような無限の知恵と慈悲をもった菩薩で真言を100万回唱える修行法を虚空蔵求聞持法といい、空海は室戸岬の御厨人窟で修行を達成しました。
空海はなぜ高野山を選んだのか
2つの伝説
①真言密教を開く場所を探していたある時に奈良で白と黒の犬を連れた狩人(狩場明神)に出会い、狩人は2匹の犬に案内させました。犬に導かるままについていったら、途中ある神社で夜を明かしたら夢に女神が現れて高野山を献上しますと告げられました。その女神は、丹生明神で丹生都比売神社(にゅうつひめじんじゃ)でした。
②806年唐より帰国する際に現在の寧波の港から恵果和尚から授かった三鈷杵(さんこしょ)という仏具を東方に投げて日本に飛翔させました。その三鈷杵が、高野山の壇上伽藍の松の木に引っかかっていました。
仏具ですが、武器にも使えそうです。
どちらの伝説も空海にとって都合のよいものばかりで、つっこみどころが満載です。
①の丹生都比売神社で高野山を献上する話が出る訳がなく、土地を収奪されたと考えるほうが自然です。
②では恵果和尚から授かった三鈷杵を投げること自体がありえないことですし、中国大陸から日本に投げれば海に沈むだけです。たとえ室伏広治が投げたとしても日本には届かないでしょう。作り話だと考えます。
熊野の地には水銀が豊富に採れるところであることを鉄鋼民である空海は国内で修行していたころにわかっていました。
高野山で真言密教を開くことをすでに決めていたと考えます。
その他の伝説
水や温泉に関わる伝説がたくさん残っています。
福島県の水が乏しい地域で水を求めた空海に少女が水を差し出すと、翌朝少女の家の前に湖ができました。それが猪苗代湖だとされています。
空海は鉄鋼民なので、もともと鉱脈や水脈はよくわかっていました。
井戸掘りが専門との話もあり、温泉を掘り当てるのを得意としていましたので、水や温泉に関する伝説は本当の話もあります。
灌漑工事も鉄鋼民なので、仲間とともに土木工事や河川工事を実施することもできました。
河川工事の伝説も本当の話です。
甲山寺
空海が幼い時に遊んだ場所にお寺を建てました。
ご本尊は薬師如来像です。
境内には14匹のうさぎの形をした瓦があります。
多聞天堂
岩窟に毘沙門天が祀られています。
出釈迦寺
佐伯 真魚が7歳の頃の伝説に捨身ヶ嶽禅定があります。
倭斬濃山(わしのやま)の山頂に上り「私は仏門に入って多くの人々を救いたい。もしもこの願いが叶うのならば、釈迦如来よ、現れたまえ。もしも願いが叶わぬならば、私は一命を捨てて、この身を諸仏に捧げよう。」こう述べて、なんと断崖絶壁に身を投じました。
すると蓮華に座した釈迦如来と羽衣をまとった天女が下りてきて真魚を抱きとめ、「一生成仏」と告げられました。このお告げに底知れぬ感動を覚えた大師は、後に釈迦如来を彫り上げ、本尊として堂宇を建立しました。
伝説ですね。
求聞持(ごもんじ)大師の由来
虚空蔵菩薩のご真言を百万遍お唱えする方法での修行の姿が求聞持大師です。
赤い石です。こちらも鉱山かも。
アジサイがきれいに咲いていました。
密教の「密」に焦点をあてると太陽神のミトラスを主神とする「密」儀宗教が、ミトラ教です。
12月25日は、イエスキリストの誕生日とされ、キリスト教の祭日「クリスマス」とされていますが、キリストは冬に生まれていません。
ローマ帝国時代に12月25日(冬至)に太陽神ミトラスが再び生まれるという信仰をもって冬至を祝った背景があります。