損益分岐点って難しい。損益分岐点ってなぜ必要なの?それで何がわかるの?
資格試験で出題されるけど、なんかわからない人におススメです。
この記事を読むとどうなる❓
損益分岐点が理解できてスッキリする。
この記事は信頼できるのか❓
レンコンは、企業内中小企業診断士で日頃仕事で扱っています。
事例
売上高 4,000万円
固定費 1,000万円
変動費 2,400万円
この会社の損益分岐点売上高はいくらですか
1 経費を分ける
1-1 固定費
固定費とは、売上高が上下しようが同じ金額がかかる経費を指します。
人件費(福利厚生費や通勤交通費、退職金を含む)、減価償却費、事務所の賃借料、水道光熱費、PCやソフトのリース料、広告宣伝費等です。
1-2 変動費
変動費は、売上高が変われば金額が動く経費です。
原材料費や仕入原価、販売手数料、外注費、人件費でも派遣社員や契約社員の給与、残業手当は、売上高によって上下するのでこちらです。
2 損益分岐点売上高を計算する
損益分岐点売上高とは、会社の利益が赤字でもなく、黒字でもない つまり収支トントン利益ゼロの売上高のことです。
損益分岐点売上高が計算できるメリットは、会社の経営状況がわかることです。
上記の事例をグラフを使って経費を示すと
損益分岐点売上高の計算式
損益分岐点売上高=固定費÷{1-(変動費÷売上高)}
変動費率=変動費÷売上高で(2400÷4000=0.6)つまり60%です。
1-変動費率=限界利益率つまり40%です。
実際は変動費だけで経費は賄えないので
損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率 グラフで損益分岐点を示すと
損益分岐点売上高=1000÷0.4=2500
2500万円で線が交差しています。
3 目標利益達成損益分岐点売上高を計算する
上記の会社の今期の目標利益500万円を達成するにはいくらの売上高が必要なのか
どんな売上高であっても500万円の目標利益は必要であるので目標利益を固定費ととらえれば理解は簡単です。グラフで示すと
目標利益達成損益分岐点売上高=(1000+500)÷0.4=3750
3750万円で線が交差しています。
従って今期の目標利益500万円を達成するための必要売上高は、3,750万円となる。
損益分岐点売上高が理解できれば利益計画まで立てることができます。
まとめ
損益分岐点を理解すれば、採算管理から利益計画まで使えます。
できるビジネスマン、ビジネスウーマンには必須のアイテムです。
GET&使いこなしてカッコイイできる人になりましょう。